写真家 Nick FujimuraのPhotographer's eye

Sony α7シリーズ愛用の写真家のブログです。写真やカメラの事だけでなく生活全般いろいろ呟きます。

「古角志奈帆 作陶展」に行って来たよ!

いつもご案内を頂く「たまプラーザのギャラリー寛」さんから「古角志奈帆 作陶展」のご案内を頂いたので散歩ついでにカメラを持って行って来ました。

www.g-hiro.com

放蕩親父のワタシはもう30年前から陶器集めに狂ってまして、今や溢れたあまり使わなくなった陶器はベランダに設けたボックスに一時避難して貰っているぐらいたくさんあります。笑 なので貧乏人になった今のワタシには全く必要ない趣味なので今回はパスさせて頂こうと思っていたのですが、、、。笑

実は昨日、寛さんのお店の前を通りかかった時に寛さんと偶然遭遇してしまい古角さんはとっても素敵な人だから是非来てくださいとお断り出来ないぐらいの強烈なお誘いを受けてしまったのでやはりお伺いするしかないかと、、、。笑 作品を見る為に? 作家さんご本人にお会いする為に? 笑

僕の30年間の陶磁器に対する審美観からすると、一見しただけでただの作家さんじゃないという事がわかるのでとても複雑な心境でした。笑

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202001111-1-7 人気の作家さんなので今回の作陶展、4日目にして殆どの作品は売れてしまったとの事。実は僕はさんま1匹を乗せる長方形の長いお皿があったら買おうと思っていたのですが、それは1日目にして完売してしまったとの事。

202001111-1-6 誤解を招く表現かもしれませんが、古角さんの作品は、 いわゆる一般受けする作品ではありません。売れるために大衆に迎合した作品ではなく何か一本筋の通った芸術家としての気概や弛まない努力が作品の中からその内面が感じられます。。

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202001111-1-12 この貫入(かんにゅう)が一部入ったカップなんて最高だと思いませんか? こういうカップは秀吉にはわかりません。利休レベルの人が初めて愛でるカップです。笑

202001111-1-10 こちらの貫入のお皿、う〜〜〜〜ん、ヤバい! これは100年後には100万になってる作品です。(あくまでも個人的見解です。笑) 買おうかなぁ〜、カップにしようかお皿にしようか? (実は今日現在の銀行口座の残高は¥7,385しかないとmoneytreeで確認済。笑 これで月末までなんとかしなきゃ、、、。笑)

閑話休題。笑

古角さんの作品は、普通に生活の中で気軽に使える作品ではありません。もう愛でて愛でて床の間に飾っておくだけです。そんな芸術作品レベルの作品が今なら数千円で買えるのですぜ、、、そこの奥さん! 笑

202001111-1-18 幸い僕にはアフターヌーンティーを楽しむ余裕もないし。笑202001111-1-19これは僕のクロムハーツのアクセサリーと同期している。笑202001111-1-17

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202001111-1-13 芸術作品レベルまで昇華しているだけに写真撮影の対象としては抜群に面白いです。

写真の世界の記事を英語で読んでいるとabandonという分野がある事に気付きますが、廃墟の中に残された貴族の遺品みたいな古色蒼然の中から出た貴賓みたいな世界がabandonの世界なのでしょうか。同じ芳香を醸し出す作品の数々です。

実際の古角志奈帆さんは、そんなアンティークな世界とは真逆の明るい素敵な女性で思わずファンになってしまうほどです。残念ながらお互いにマスク越しの会話だったのでコミュニーケーションとしては50%ぐらいしかできていませんでしたが、幸い職場が近いという事でこれからもお会いできる機会がありそうです。それにさんまのお皿もお願いしたし。。。笑
古角さんの陶芸教室は、祖師谷大蔵にあるそうなのでご興味のある方は検索して探してみてください。きっと古き良き時代の写真の世界でいうピクトリアリズム的な世界に誘ってくれことでしょう。