決めてたんです、東京が梅雨に入った初日が雨だったら雪野先生に会いに行こうって。ずっと歩く練習してたから。
そう、今日2018年6月6日、東京は梅雨に入りました。なので新宿御苑まで土砂降りの雨の中、12kgのカメラ機材を背負って出掛けたんです。
制服の裾を濡らす他人の傘、
誰かのスーツに染み付いたナフタリンの匂い、
背中に押し付けられる太陽、
顔に吹き付けるエアコンの不快な風。
子供の頃、空はもっとずっと近かった。
だから、空の匂いを連れてきてくれる雨は好きだった。
雨の朝はよく、地下鉄には乗り換えずに改札を出る。
こんな憂鬱な梅雨の情景で始まる新海誠監督映画「言の葉の庭」の世界にすっかり魅了されて数年、やっと梅雨の日の初日に聖地巡礼に出掛けることができました。
この映画の写実はなんと言っても、緑が基調。なので今回の撮影もWBは緑基調で行こうと思って仕上げてます。
しかし、土砂降りの雨なのに写真で雨を表現するのは難しいです。
池に打つ雨が辛うじて雨が降っていることを表しているけれど、説明がないと雨が降ってる事がわからないよね。雨ってどうやって写すんだろう。GIFとかって一眼でできる訳ないよね? っていうか新海監督がアニメに拘るのは、こういう表現が実写では難しいからなのかもしれない。でも、実写の動画ならちゃんと写せるか。笑
上の画像は、秋月くんが子供の頃、家族で御苑で遊ぶ回想シーンの一コマの場所じゃないかと撮ってみましたが、これは僕の想像です。
こんなシーンもあっただろうか。
はい、やっと雪野先生と秋月くんが出会う東屋にやってきました。
僕と同じ事を考えている人がたくさんいるみたいで、映画の情景に没頭して自分達も中に入ってしまってます。何もここで読書なんかしなくてもいいのに。笑
しばらく彼女達が去ってくれるのを待っていたのですが、場所は譲ってくれませんね。
何枚か撮ったのですが、集中できずにみんなピンボケに白飛びで掲載できる画像が一枚もありませんでした。ここの舞台はメインなのに。笑
それにしても、今回も良い写真は撮れませんでした。
なので、テーマを離れて自分の得意とする花の画像を撮る事にしました。
これは御苑の中の温室の植物です。
梅雨なので紫陽花もちゃんと撮って起きましょうね。
はい、みんな日の丸構図でダメなのですが、ピントだけには拘ったのでこれはこれで良しとしておきましょう。
以上、帰宅してすぐの現像と作文ですので、後ほどもう一度ちゃんと校正致します。
って事で、今回も色々反省の多い撮影で終わりました。
次回は期待してください! 笑