こんな言い方をすると誤解を招くかもしれませんが、日本の写真の世界と言うのは、70%ぐらいが超初心者、20%ぐらいが初心者、9%ぐらいが中級者、残りの1%が上級者=プロクラスではないか、と言う感覚なのですが、皆さんはどう思いますか?
超初心者はいわゆるスマホ写真の方々及びそのレベルの方々のインスタに投稿されているレベルの写真、初心者と言うのは一眼レフ持ってRAW現像で写真加工できるレベル、即ちLightroomで粗い現像してtiffファイルでPhotoshopである程度で加工できるレベル(まぁ、僕はまだこのレベルです。)、で、中級者はモニターやプリンターのキャリブレーションができてICCプロファイルで設定してちゃんとした印刷ができるレベル。1%の上級者と言うのは、実際は0.001%ぐらいかもしれないけど印刷用紙に拘ってハーネミューレなんて海外メーカーの用紙を使うレベル。めっちゃくちゃ個人的な粗い言い方なんですが、最近はそんな感覚で全く初心者レベルから這い上がれないで煉獄で彷徨っているのが現実のワタクシです。笑
で、今日はそんな初心者レベルが中級者レベルに少しは近づこうよ!って思って久しぶりにモニターのキャリブレーションをやり、去年EpsonのSCーPX3Vと言う上級者用プリンターを買ったにも拘らずロクな印刷ができないままでいたので、今日は初めてプリンターのキャリブレーションもしてICCプロファイルも作ってみましたよ〜、って言うお話です。
まずは、初心者の皆さんの為に、キャリブレーションって何だよ、ってところから押さえておきますか?
信頼できるメーカーのEIZOさんのサイトからキャリブレーションって何だ? って確認しておきましょう。
要は、モニターって言うのは個体差があって色のバラツキがありそれも時間によって変化していくので色を統一する為に定期的にキャリプレーションしましょう、って事です。そして画面の写真の色とプリンターで印刷される色が同じになるように調整しましょうって事かな? 色の狂ったモニターでいくらRAW現像しても画像を観ている方々は狂った色の画像を観てるから、何これ?って事になる訳ですね。
で、僕が去年購入しておいた測色器が、X-rite社のi1Studioって言う製品です。
はい、いいお値段しまっせ。笑 このぐらい投資しないと写真の世界では中級者にもなれないって事ですね。笑
で、この測色器を使うと、iMacの画面はこんな風になります。
こんな色の画面が118パターンぐらい繰り返されてモニターの色を測っていきます。
で、プリンターの色を測定する為にこんなパターンが印刷され、そして印刷された色を読み取って測定していきます。
そして、Photoshopサイド(パソコン内?)でICCプロファイルとして登録されてモニター画面に合った画像がプリンターから印刷される訳です。
これって常識? 皆さんもすでにやってる?
なので、ご自分の画像がモニターで観ている色とiPhoneやiPadで出ている色が同じなら問題ないのですが、かなり違うんじゃね?と思う方は、測色器をレンタルしてでも一度は調整された方がいいかもですね。
まぁ、これで中級者レベルになれればいいのですが、僕の場合、まだまだ撮影そのものができてないので中級者へは遠い道のりです。
あ〜〜〜〜〜あ。笑